● 「アルマガード:ARMAGUARD」 <クリックすると大きくなります>
「腰に拳銃を」とくれば西部劇。
思い出の「ララミー牧場」、いまなきステイーブ・マックウイーンの「拳銃無宿」。
「ローハイド」のクリント・イーストウッドはしわくちゃなおじちゃんになってしまった。
そして最高の名場面といえば、夕暮れの牧場にこだまする少年の声。
シェーン、シェーン、シエーン、、、、、
カンバック、カンバック、カンバック
覚えているのはこのシーンだけ。
でも、このシーンはいつもホロリとさせられる。
「ああ、西部劇」と感嘆する。
でもいま、西部劇は作られていない。
現代、「腰に拳銃」といえば、いわずとしれた「ポリス」
パトカーが止まっていれば、何かがあったと思って間違いない。
マクドナルドの駐車場にパトカーが止まっていた。
マックで何かがあった。
何んだろうか、興味深々で入ってみる。
だがそれらしい、出来事はみあたらない。
店内の雰囲気はいつものマックそのまま。
なら、ポリスはどこだ。
テイクアウエイのビックマックを買うために、カウンターの列に並んでいた。
なんで、どうして、こういうことになる。
こちらのポリスは、マックで昼食をとります。
日本なら制服姿で一般の食堂に入ることは内規で禁じられているのでしょう、見たことがありません。
知らないうちは、マックの駐車場にパトカーが止まっているのを見れば、マックで何かあったかな、と一瞬ドッキリするにが当たりまえ。
しかし、中に入ってみると何てことはない、ポリスが2人、くつろいでコーヒーを飲んでいたなんてことは、ざらに見かける。。
処変われば、行動様式も変わるものです。
ある朝の6時ころ、住宅街を走っていた。
一軒の住宅の庭にパトカーが止まっていた。
何かあったらしい。
想像できるのは、夜、ドロボウが入ったこと。
何処でもそうだが、盗難証明書をもらって保険会社に提出しないと保険はおりない。
そのためにポリスを呼んで、盗まれたものを申告しないといけない。
入られてしまったものは、どうにもならない。
盗まれたものなど、ほぼ絶対といっていいほど戻ってはこない。
翌週の同じころ、また同じ場所でパトカーを見た。
その翌週も。
またもや、なんで。
考えられること、この家はポリスの家だということ。
でもいいんでしょうかね、パトカーで通勤して。
ピストルを腰に下げられるのは日本では「警官」だけ。
ヤクザ屋さんは懐に隠しているかもしれないが、外からは見えない。
こちらでは、ポリス以外にもおおぴっらにピストルを下げている人種がいる。
写真の車に乗っている人。
ピストルを腰につるして大きな顔でショッピングセンターの中をのし歩いている。
「こいつは、一体誰だ」
と思って付いていったら、キャッシュボックの前。
前にいたジュラルミンケースをさげた人が、ボックスの蓋をあけ、ジュラルミンケースから50ドルと20ドルのお札の束を取り出し、ボックスの棚に収めていく。
あちこちにある「現金引き出しボックス」にお金を入れにくることを業としている人種。
常に二人で行動し、二人とも拳銃を下げている。
デジカメで拳銃を撮ってみようかと思っているが、なんとなくこわそうだからやめている。
なにしろ、腰に下げたピストルだ、それだけでドキドキもの。
とても、この人種にはカメラなどむけられない。
でもいつか撮ってみたいと思っている。
撮れたら追加で載せます。
ところで、この車、強引な駐車を何処吹く風でやる。
ときどき、ショッピングセンターの前の歩道に乗り上げて止める。
じゃまなことおびただしい。
でも、周りの人は文句を言わない。
何しろピストルを持っている。
日本では、「もうれつ、アたろう」の私立交番の警官がやたらとぶっ放していたが。
作者の赤塚不二夫が一昨日亡くなった。
どうも、そういう駐車をすることを許されているようなのです。
なぜなら、この車「現金輸送車」なのですから。
そしてこの車「装甲自動車」だそうです。
日本の現金輸送車は目立たないように作られている。
それでも、3億円が盗まれた。
ところが、ここの現金輸送車、見事に現金輸送車であることを宣伝しながら走っている。
車の後ろのワゴンには、ゲンナマが詰まっている。
でも大丈夫、「腰に拳銃を」下げている。
一人は運転席に、一人はワゴンの中にいる。
キャッシュボックスに現金を補充するために、二人とも車を離れれば、車内現金は置き去りにされる。
よって、犯罪防止のために、できる限り人目につく場所に駐車するように奨励されている、そんなところではないでしょうか。
駐車場の隅に置けば、大型レッカーでいともたやすく、もっていかれてしまうかもしれない。
でも、バックドアの能書きでは人工衛星探査の究極のガードシステムが装備されているようです。
それが有効に働くかどうかは、誰も知らない。
● 「アルマガード:ARMAGUARD」
「Armaguard」と入力して、下の項目が出てきたら[ このページを訳す BETA ]をクリックすると、日本語訳になります。
『
★ Armaguard- [ このページを訳す BETA ]
http://www.armaguard.com.au/ (英文)
』
【○○○ 追 ○○○】
今日のニュースに現金輸送車襲撃事件がありました。
『
★ 25today 2008年8月21日
http://www.25today.com/news/2008/08/post_2594.php シドニー西部で現金輸送車襲撃
ガードマンが犯人一人を射殺
8月19日午後6時30分頃、シドニー西部パラマッタ市内のジョージ・ストリートの銀行前で現金輸送車を、マスクをした男2人が襲撃した。
襲撃犯は銃を持ち、黒っぽい服を着てフードをかぶり、銀行内にいた武装警備員2人を脅した。
警察発表によると、警備員の一人が犯人に発砲、外で待機していた3人めの警備員も犯行グループに発砲したが、付近に停めてあった盗難ナンバー・プレートを付けた白の三菱ランサーに強盗団の3人目が待っており、襲撃実行犯2人を乗せてそのまま走り去った。
間もなくして、パラマッタよりも東のオーバン病院に、胸に銃創を負った25歳の男が正体不明の男に運び込まれてきた。
しかし、男は病院収容時に死亡が確認された。
警察では死んだ男が強盗団の1人だったとみている。
ところが、男が病院に担ぎ込まれてしばらくすると約100人の群衆が病院前に押しかけ、病院の外で大声でわめき出し、病院にいた職員や警察官を脅迫し始めたため、警察犬や警察特殊班、ヘリコプターも空から出動する騒ぎとなった。
病院側では、群衆は死んだ男の家族や友人達のようだと語っている。
逃走に使われたランサーはその後パラマッタ市の南7kmベララで黒こげで発見された。
犯罪に使った車を、証拠隠滅のために燃やすのはいわば常套手段。
警察では銃撃事件と病院の事件の関連を調べている。
』
これでみると、ガードマンは3人ということになる。
ということは、装甲車の後ろのボックスにはもう一人乗車しているということになるが。
ここで見ているかぎり、3人目は乗っていない。
もしかしたら、犯罪多発地域では3人で回ることになっているかもしれない。
撃ち殺したということは「腰の拳銃」はダテではないのですね。
ガンマン対ガンマン、まるで「夕暮れの決闘」ですね。
写真、撮れるかな。
【○○○ 追 ○○○】
珍しい車をみた。
オーストラリア連邦警察のパトカー.
連邦警察といえばどうしても「FBI」を想起する。
Wikipediaをみてみる。
『
連邦捜査局
アメリカ合衆国の連邦捜査局(れんぽうそうさきょく、Federal Bureau of Investigation、FBI)は司法省下の組織で、州を越える、または複数の州に渡る犯罪や、テロ・誘拐・スパイなど国家に対する重犯罪、連邦職 員の犯罪の捜査を担当する機関(日本にはこれに相当する機関は存在しないが、全国の重犯罪について捜査を行なえる点では、地方検察庁特別捜査部・特別刑事 部が近い)。
なお、連邦検察局というのは誤訳で、検察は日本同様、連邦から各市・郡レベルまで別に存在する。
』
FBIは「連邦警察」ではなく「連邦捜査局」が正式名称のようである。
でも俗称は「連邦警察」で通っている。
ここではそのまま「警察」名称を使っている。

● オーストラリア連邦警察[AFP]のパトカー
AFPの車をちまたで見ることはほとんどないといっていい。
これは飛行場でみたもの。
オーストラリア連邦警察 (Australian Federal Police)
上記をクリックすると、日本語のインターネット・ホームページが表示されます。
最近の連邦警察のニュースも見れます。
【 追記: その後のすごいニュース 】
『
社会 - 2009年1月13日 |
キングス・クロスで現金輸送車強盗
3人組、警備員に銃つきつける1月12日夜、シドニーの繁華街キングス・クロスでATMに現金を詰め替えていた装甲現金輸送車が襲われた。
同日午後9時50分頃、キングス・クロスのマニング・ストリートで、現金輸送車の警備員2人が自動現金支払機に紙幣を詰め替えていたところ、拳銃を持ち、バラクラバ(目出し帽)で覆面した3人組の男が近づいてきた。
警備員の1人が拳銃を抜いたが、3人組の1人も拳銃を構えていることに気づき、銃を捨てた。3人組は、多額の現金を奪い、最新モデルの空色セダン・ハッチバック、おそらくスバル・インプレザと思われる車で現場から逃走した。
幸い、この現金強奪事件で死傷者は出ていない。
』
◇こわごわ撮った◇

● イレズミのガードマン:銃握が見える
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