2008年12月24日水曜日

ゴミ収集、ごくろうさんです


 ● リサイクル収集車、収集を終えゴミバコを元へ戻す。
  黄色いフタが開いたままになってしまう。
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 クリスマスが近づき、どこも大掃除である。
 指定のゴミバコは2種類。
 緑が一般用、フタの黄色いのがリサイクル用。
 おおきさは大の男がすっぽり入ってしまうほどの容積をもつ。
 一般ゴミの収集は週1回、リサイクルは隔週1回。


 ● ゴミ収集日の風景

 マジックハンドによるワンマンカー収集。
 車の横からアームが出て、プラスチックのゴミバコをはさみ、グーと持ち上げていく。
 ゴミバコが荷台の上部にくると、収集タンクの上が開き、そこへゴミが落とし込まれる。
 そして下がってきて、もとの位置にゴミバコは返される。
 よって、ゴミバコを出す方向が決まっている。
 前方を道路に揃えないと収集してくれない。
 とすると、次は1週間後になる。

 今年は涼しい夏なのでそんなことはなかったが、通常、1週間も生ゴミが放置されると、ゴミバコの中でウジがわく。
 よってシーズンに2,3度、収集車の後ろに消毒作業車がついて、収集後のゴミバコに消毒剤を散布していく。
 ゴミ収集はワンマンカーだからいいが、この消毒剤散歩は手作業。
 これはなんとも大変である。
 暑さ、におい、汚れ、その他いろいろ。
 キタナイ、ツライの作業である。



 ● リサイクルゴミバコの上にビールが。

 前の家でもゴミバコを出した。
 「あれ、リサイクルのフタの上のものは何だろう」
 瓶ゴミなら中にいれないといかんだろうに。
 近づいてみる。
 やはり、ビンである。
 ビールである。
 はじめて見るパッケージである。
 でも、これフタがついている。
 ということは、手付かずのビール半ダースということになる。
 「ゴミ収集、お疲れ様です」ということのようである。


 ● ゴミ収集車へのクリスマスプレゼントということのようです。

 収集時間は「午前中」になります。
 午前中とは朝の6時から昼の12時まで。
 正確な時間は不明。
 いつも8時ころだからと思って、朝方出すとすでに収集済みということがある。
 ときどき、収集コースが変わり、早くきたり遅くきたりするためである。
 よって、ゴミバコは通常、前の日の夜に出される。

 でも夜ビールを置くということはないだろうから、朝の6時頃に置いたのであろう。
 よくまあ、盗まれずに。


 また、野次馬根性を出す。
 収集車の作業員がこのビールをどうするか、調べてみることにする。
 そのままでマジックハンドで箱ごと持ち上げゴミにしてしまうか、それとも一旦車を降りてビールを回収してゆくか。
 木陰に椅子を持ち出し、収集車の来るのを待つ。
 小一時間待った。
 ちょっと、待ちくたびれれてきた。
 やっと我が家側のリサイクルの収集車がきた。
 一番上の写真がそれ。
 9時。
 グルリと回って戻ってくるから、あと30分以内には反対側の収集が行われるはずである。

 来た。
 止まった。
 マジックハンドでの収集はものの30秒もかからない。

 運転手が車から降りていくのが見えた。
 ビールを回収した模様。


 ● ゴミバコの近くに車を止め、ビールを回収する。


 ● 車を少し前に動かし、マジックハンドの位置にあわせる。
   postの位置で車が少し先に進んでいることがわかります。

 それから作業が始まる。
 ゴミバコが持ち上げられている。


 ● ゴミバコが見えなくなっている


 ● ゴミバコが元通りになる。

 そして収集完了。
 車が去っていく。


 ● 収集車は行ってしまう。


 ● ビールはうまくプレゼントされたようだ。


 前の家のオッサン、ごくごくあたりまえのオッサン。
 ちなみに職業は、建築資材の運搬をやっているトラックの運ちゃん。
 それにしては、よく気がつくオッサンだ。
 職業柄、運転手の心理が分かるのかもしれない。


 なを、本日(23日)のショッピングセンターの営業時間は朝9時から Midnight まで、すなわち夜の12時までとなります。
 1年でたった1日の、午後9時以降の営業日です。

 クリスマスを前にして、各家庭は忙しく、クリスマスの買い物は夜に、ということになるのでしょう。


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2008年12月22日月曜日

年末、ポリスは大忙し


 ● ポリス、大忙し
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 昨日はクリスマス直前の日曜日。

 きっとやっているだろうと、期待に胸を膨らませて出ていった。
 やはりやはり、やっていた。
 我が町の中で。
 向こう側車線にちょうどポリスがトンガリ帽子をおいてスペースを作っていた。
 パトカーが数台集まっていた。
 ちょうど午後3時、いよいよこれから開始である。

 何って。
 もちろんドライバーのアルコールチェック。
 時期が時期だもの、どうしても飲んじゃうよな。
 それを狙っている。
 それも自宅に帰り着く直前の住宅地の中で。
 繁華街でやるならいい。
 これから時間をかけて帰るのだから、危険防止のために。
 だが、自宅に帰り着いたところでやるなよな、といいたくなる。
 それも3時から。
 ポリスの根性ワルは何処でも同じ。
 

 よし帰りがけはこの道を通ってこようと思う。
 いつもなら、並ばされて時間をとられるのが嫌で、別の道を選ぶのだが、今回はぜひともひっかかりたいと思っていた。
 別に異常ではない。
 アルコールチェックの写真を撮りたいだけである。

 もう一つやっているものがあるはずだ。
 どうかな、と眼を見開いて幹線道路を走った。
 これもやっていた。
 スピードチェック。
 道路際に白い4WDあるいはワンボックスが止まっていたら、まずスピードチェックとみて間違いない。
 車の中からスピードガンを使って調べている。
 以前はズーと手前に看板が出ていて、それを見たらスピードを落とすようにしていた。
 警告を発してスピードに注意せよと呼びかけていたわけだ。
 ところが最近はポリスもせちがらい。
 ただ捕まえるだけのみに専念している。


 小一時間ほどで用事をすまして、アルコールチェックの道を戻る。
 前方で車が並んでいる。


 ● 前方で車が詰まっている

 そのまま行っていいものと、チェックするものとに分けている。
 どちらになるか、確率は半々である。
 何でオレがと思うときにチェックされたり、当然やられていいよな、というのに呼び止められないこともある。


 ● おお、合図があった

 今回は捕まえてくれ。
 オオ、ポリスが脇に寄れと合図してくれた。
 すぐにカメラをパチパチやる。


 ● 前の車のドライバーがパイプに息を吹き込んでいる


 横の歩道に乗り上げていたパトカーのポリスがこちらを見てなにをやってるんだと怒り顔。
 そちらにカメラを向けたら、引っ込めてしまった。


 ● カメラを向けたら顔を引っ込めてしまった


 残念なことにチェックのところは写真には撮れない。
 「フー」と吹いても何も出てこない。
 出てくるわけがない。
 オーケーで通り過ぎる。

 すぐ先でとめて、またパチパチ。


 ● この車、アルコールチェック用の物品を積んできたポリストラック


 ● 反対車線にもパトカーが止まっているが、これは何のためだろう

 ポリスが駆けつけてきて、ここは臨時の停車禁止場所になっているので、すぐに出ていってください、とのこと。

 もう少し、写真が欲しかったのに、残念。


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2008年12月21日日曜日

クリスマスプレゼントはワイン1ダース


 ● ワイン1ダース
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 いずこもおなじ世界不況。
 家族のつとめている会社もご同様。
 クリスマスの金一封はなかった。
 代わって現物支給。
 ワイン1ダース。
 5種類、12本。

 「高級のを揃えました」ということであるが、私にはトンとわからない。

 高そうなのがこれ。
 他のはみな750mlなのに、たった1本紛れ込んでいるのがこの「375ml」


 ● 高級そうなワイン


 面白いのが「LOVE」。
 後ろに能書きがついている。
 あんまり、こういうワインは見かけないのだが。




 ● LOVEの裏の能書き


 ARE YOU THE ONE?
 
 You're laid-back and enjoy a laugh.
 I'm optimistic and easy to get along withsome say I"m a sweetie.
 We could meet for a take-away, and things could really start to sizzle over a weekend barbecue.

 I'm your classic, uncomplicated white wine blend showing lovely balanced fruit sweetness.
 I'm at my best chilling with a few close friends.

 Share the love around!



 写真ついでで、いつも飲んでいる安いワインを撮ってみました。
 4リッターの箱酒、カスク。
 廉売店で12ドル。
 前は10ドルで買えたのだが。
 ここ2,3年の値上がりは異常なほど激しい。


 ● 4Lカスク


 ワイングラスで飲んでいたのだが、すべて割ってしまった。
 ワイングラスというのは、壊れるようにできているのかと思うほど繊細である。
 まあその繊細さが、ワインにあうのかもしれない。

 グラスがなくなって、ターゲットに適当なものはないかなと探しにいった。
 見つけたのはグラスではなく茶碗。
 普通の茶碗の半分くらいの大きさで白一色の瀬戸。
 口より底が広く、安定した感じが気に入った。
 これならひっくり返すこともあるまいと。
 中国製、確か18ドル。
 瀬戸で飲んでもワインの味は変わらなかった。
 そもそも、ワイングラスなどというシャレたのは似合わないということだろう。

 ところが、アラー、と思ったら指がひっかかってタイルの床でガシャン。

 せっかくの気に入った茶碗も壊れてしまった。
 何かないかな、と思って茶箪笥を引っかきまわした。
 みつけたのは、ガラスのお猪口。

 姪が玄米酒を送ってきてくれた。
 そのとき、デパートで見つけてこれはと思って同封してくれたのが、ガラスの猪口と徳利。
 玄米酒を飲み終わってからは出番がなく、チャダンスの奥で眠っていた。


 ● ガラスの徳利と猪口

 これはすこぶるワインによくあう。
 ワインを冷酒風に。
 もともとワインは冷酒だが。
 それに背が低いので指がひっかからずに壊すこともない。
 起き上がりこぼしで、ひっくり返ってもテーブルの下に落ちることがない。
 よって壊れにくい。

 ワイングラスの背の高さと、冷酒用猪口の低さは、どうもお酒文化の根本原理を張り合っているように見える。

 たんに歳とともにだんだん指の力がなくなって、グラスの背の高さが低くなってくるということか。
 ちなみに、徳利は使っていません。

 「形あるものは滅す」ではないですが、いつかはこれも割れるかもしれませんが、2つあるので、しばらくは楽しめそうです。


 オマケの写真。
 20分ほどのところにある自宅から最も近いワイナリーです。
 といっても、レストランを兼ねている。
 残念なことに肝心のワインはすべて、西オーストラリアから運ばれてきたものという。
 それなのにワイナリーという看板がかかっている。
 ワイナリーというのはワイン製造所のことではないのだろうか。

 入り口が面白かったので、ちょっとカメラに。




 ● 玄関ドアがおもしろかったのでついカメラに。


 1ダースのワインは375mlを拡大するとわかりますが、クイーンズランド産です。
 箱の酒はニューサウスウエールズ産。
 ワインといえばバロッサワインで、南オーストラリアです。
 ブドウが栽培されているところは何処でもワインも製造されているということのようです。




『クリスマス、鳴くカラスの声ばかり』
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2008年12月20日土曜日

突然、消防自動車が


 ● 突然、消防自動車が
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 本日、週末の土曜日、朝8時。
 突然、消防がやってきて、ドアをトントン。

 「火が出ている」という通報あり。

 我が家が火事?
 の、はず、ないよな。


 ● 消防自動車:FIRE & RESCUE

 「ブッシュファイアーではないか」
 調べさせてくれということ。

 今年は、例年とは逆の異常気象。
 やたらと雨が多い。
 ブッシュファイアーの「ブの字」も聞かない。
 もちろんファイアー警報など出ていない。


● 隣のオッサンと消防隊員


 どうも隣のオッサンが枯れ木を燃やしていたらしい。
 それを近隣の人がブッシュファイアーと間違えたらしい。
 消防隊員2人が隣のオッサンから事情を聞いて確認している。


 めったにないチャンスとばかり、消防自動車を撮りにいく。


● 消防自動車

 撮り終わって戻ろうとしたら、自動車が変である。
 すべてのランプを点滅させている。
 何を、やっている。


● 消防自動車がライトを点滅させている

 オー、パチパチ写真を撮っていたのを見て、運転手がサービスしてくれたのだ。

 青赤の信号灯、車のサイドランプをフラシュパカチカ。
 カメラを構えなおしたら、もう一度、やってくれた。
 なんともサービス旺盛な国なのだ。

 写真ではわかりにくいですが、ライトがついているときと、ついていないときをあげてありますので較べてください。


● 上の青と白のライト、それに駐車灯と車幅灯を点滅させている

 もうじきクリスマス。
 そういえば、サンタは紅白。
 消防自動車も紅白。
 消防はサンタクロースかな。

 プレゼントは「火事の心配はありませんよ」




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