● ワイン1ダース
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いずこもおなじ世界不況。
家族のつとめている会社もご同様。
クリスマスの金一封はなかった。
代わって現物支給。
ワイン1ダース。
5種類、12本。
「高級のを揃えました」ということであるが、私にはトンとわからない。
高そうなのがこれ。
他のはみな750mlなのに、たった1本紛れ込んでいるのがこの「375ml」
● 高級そうなワイン
面白いのが「LOVE」。
後ろに能書きがついている。
あんまり、こういうワインは見かけないのだが。
● LOVEの裏の能書き
『
ARE YOU THE ONE?
You're laid-back and enjoy a laugh.
I'm optimistic and easy to get along withsome say I"m a sweetie.
We could meet for a take-away, and things could really start to sizzle over a weekend barbecue.
I'm your classic, uncomplicated white wine blend showing lovely balanced fruit sweetness.
I'm at my best chilling with a few close friends.
Share the love around!
』
写真ついでで、いつも飲んでいる安いワインを撮ってみました。
4リッターの箱酒、カスク。
廉売店で12ドル。
前は10ドルで買えたのだが。
ここ2,3年の値上がりは異常なほど激しい。
● 4Lカスク
ワイングラスで飲んでいたのだが、すべて割ってしまった。
ワイングラスというのは、壊れるようにできているのかと思うほど繊細である。
まあその繊細さが、ワインにあうのかもしれない。
グラスがなくなって、ターゲットに適当なものはないかなと探しにいった。
見つけたのはグラスではなく茶碗。
普通の茶碗の半分くらいの大きさで白一色の瀬戸。
口より底が広く、安定した感じが気に入った。
これならひっくり返すこともあるまいと。
中国製、確か18ドル。
瀬戸で飲んでもワインの味は変わらなかった。
そもそも、ワイングラスなどというシャレたのは似合わないということだろう。
ところが、アラー、と思ったら指がひっかかってタイルの床でガシャン。
せっかくの気に入った茶碗も壊れてしまった。
何かないかな、と思って茶箪笥を引っかきまわした。
みつけたのは、ガラスのお猪口。
姪が玄米酒を送ってきてくれた。
そのとき、デパートで見つけてこれはと思って同封してくれたのが、ガラスの猪口と徳利。
玄米酒を飲み終わってからは出番がなく、チャダンスの奥で眠っていた。
● ガラスの徳利と猪口
これはすこぶるワインによくあう。
ワインを冷酒風に。
もともとワインは冷酒だが。
それに背が低いので指がひっかからずに壊すこともない。
起き上がりこぼしで、ひっくり返ってもテーブルの下に落ちることがない。
よって壊れにくい。
ワイングラスの背の高さと、冷酒用猪口の低さは、どうもお酒文化の根本原理を張り合っているように見える。
たんに歳とともにだんだん指の力がなくなって、グラスの背の高さが低くなってくるということか。 ちなみに、徳利は使っていません。
「形あるものは滅す」ではないですが、いつかはこれも割れるかもしれませんが、2つあるので、しばらくは楽しめそうです。
オマケの写真。
20分ほどのところにある自宅から最も近いワイナリーです。
といっても、レストランを兼ねている。
残念なことに肝心のワインはすべて、西オーストラリアから運ばれてきたものという。
それなのにワイナリーという看板がかかっている。
ワイナリーというのはワイン製造所のことではないのだろうか。
入り口が面白かったので、ちょっとカメラに。
● 玄関ドアがおもしろかったのでついカメラに。
1ダースのワインは375mlを拡大するとわかりますが、クイーンズランド産です。
箱の酒はニューサウスウエールズ産。
ワインといえばバロッサワインで、南オーストラリアです。
ブドウが栽培されているところは何処でもワインも製造されているということのようです。
『クリスマス、鳴くカラスの声ばかり』
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